狭心症(きょうしんしょう、angina pectoris)とは、虚血性心疾患の1つである。心臓の筋肉(心筋)に酸素を供給している冠動脈の異常(動脈硬化、攣縮など)による一過性の心筋の虚血のための胸痛・胸部圧迫感などの主症状である。なお、完全に冠動脈が閉塞、または著しい狭窄が起こり、心筋が壊死してしまった場合には心筋梗塞という。
労作性狭心症(angina of effort)
体を動かした時に症状が出る狭心症。階段を上がったり、急いで歩いた時などに自覚症状が出やすい。
安静時狭心症(angina at rest)
安静時に症状が出る狭心症。運動やストレスなどに関わらずに起こる。
器質性狭心症(organic angina)
微小血管狭心症(microvascular angina)
心臓内の微小血管の狭窄及び攣縮による虚血。患者の男女比が大きく中でも更年期の女性に多く見られる症状で女性の場合は閉経により血管拡張作用を持つエストロゲンが減少することにより引き起こされる。1980年代になってようやく発見された。
冠攣縮性狭心症(vasospastic ang
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