テガタチドリ属(テガタチドリぞく、学名: Gymnadenia、和名漢字表記:手形千鳥属)は、ラン科に属する属 。
地生の多年草。根茎は肥厚し、ときに掌状に分枝する。茎は直立し、葉は線形から楕円形で、茎の下部または基部につく。花は小型で茎先に多数、総状花序につける。側萼片は斜上または開出し、唇弁は3裂して距がある。
ユーラシア大陸と日本の温帯から亜寒帯に分布し、16種知られる。日本にはテガタチドリが分布する。
テガタチドリ Gymnadenia conopsea (L.) R.Br.
かつて、テガタチドリ属に分類されていた、ノビネチドリは、ノビネチドリ属 Neolindleya Kraenzl. に、ミヤマモジズリとフジチドリは、ミヤマモジズリ属 Neottianthe Schltr. に分類されている。
佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅰ単子葉類』1982年、平凡社
大橋広好・門田裕一・木原浩他編『改訂新版 日本の野生植物 1』、2015年、平凡社
米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学