ノーフォークマツ(学名:Araucaria heterophylla)は、ナンヨウスギ科の針葉樹。和名はコバノナンヨウスギ、シマナンヨウスギ。パインツリーとも呼ばれる。名前に「マツ」と付くがマツ科ではない。
南太平洋に浮かぶ孤島、オーストラリア領ノーフォーク島が原産。
樹木の高さは60mに達し、樹皮は平滑で灰白の色をしている。葉は、年々5、6枝を輪生する。明緑色で光沢があり、果は、長卵形である。街路樹として植栽され、材は建築や造船などで利用されている。ノーフォーク島が原産だが、オーストラリアにもあり、ハワイ諸島のラナイ島などにも移植されている。ノーフォーク島の領旗にはこのノーフォークマツが描かれている。
伊東里き - 北アメリカへの移住に尽力した日本人女性。日本に帰国した際、ノーフォークマツ(シマナンヨウスギ)の木をアメリカから持ち帰った。その木は三重県志摩市志摩町和具のおりきの松公園に現存する。